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ウッドデッキから忍び込んだ白蟻たち

こんにちは。
梅雨も明け、厳しい暑さが続いていますね。
今日は不動産業を営む法人様からのご依頼で白蟻駆除の現場に行ってきました。

現場は既に空き家になっており、家具なども片付けられていて蟻害はすぐに見つかりました。
特に和室の蟻害が酷かったので、床下に潜り、基礎の蟻道立ち上がりを探したのですが蟻道が見当たりません。と、なると床下からの侵入ではなく、屋外からの侵入が考えられます。

この物件には家屋の裏面に天然木のウッドデッキが併設されており、ウッドデッキと和室が隣接しています。
確認すると、やはりウッドデッキも腐食と食害でボロボロに…。

調査の結果、地面からウッドデッキを支える束柱に蟻道を作り、ウッドデッキと家屋の基礎土台が直結しているため家屋の土台まで食べ進み、和室床下の大引きや根太まで被害が拡大していました。

白蟻たちはウッドデッキから土台を伝って家屋内に侵入し、湿気の多い場所を中心に静かに、しかし確実に食害を進めていたのです。

駆除剤の木部注入・散布、蟻道や蟻土を削り取り、侵入経路の遮断を実施。
ウッドデッキについては、不動産会社の方と相談し、後日撤去していただく事になりました。


■ 今回の教訓

ウッドデッキは素敵な空間を生み出してくれますが、木材である以上、白蟻の格好の侵入ルートになり得ます。
特に天然木のデッキが土と接している場合や、基礎土台と直結している場合は要注意です。

白蟻の怖さは、気づかないうちに“内側から静かに壊していく”こと。
「うちは大丈夫」と思っていても、床がきしむ、畳が沈む、カビ臭がする…そんな些細な変化を感じたら、早めの点検をおすすめします。

次回の現場も、またご報告いたします。